小麦粉(薄力粉)で蕎麦打ち練習方法
蕎麦打ちは一般に考えられているより難しく奥が深いもので簡単には習得できません。
肝心なことは打ち方の基本と正しい指導のもとに、体が覚えるまで練習が出来る環境があるかどうかです。
そばの打ち方は、3万前後位又は、それ以上あります。どの打ち方が一番良いかは決められません。一つの方法を複数回練習して初めて、頭と体の受け入れ態勢ができます。ここからスタートで、違和感がなくなるまで、ひたすら練習し、リズム感が出るまで練習が必要ですが、蕎麦粉も安いものではありません、安く気楽に技法取得の練習ができる粉として小麦粉(薄力粉)を使用して技法取得の提案を致します。
練習をビデオ撮影して、自分自身の技法を見ることも必要です、その環境が無い場合は、指導者に見てもらい悪い所を修正することで技法取得が早くなります。
薄力粉はスーパー等で安価に手に入りやすく手軽に、蕎麦打ちの練習ができます。
(感触は蕎麦粉に近いが小麦粉です)
薄力粉1kgの価格は150円前後で、蕎麦粉の1割程度です、練習後は、細目うどんとして、蕎麦と同じように、そばつゆに付けて食べると、のど越しが良く、これはこれで美味しく食べられます。
小麦粉(薄力粉)で、下記の練習が可能です、ほぼ蕎麦粉と同じです。
・水回しの撹拌の練習
・練りの練習
・棒練りの練習
・菊練りの練習
・くくりとへそ出しの練習
・地のしの練習
・丸のしの練習
・角出しの練習
・肉分け(荒延し)、本延しの練習
・たたみ、麺切りの練習
小麦粉(薄力粉)で打つ場合の仕様
・小麦粉(薄力粉)
・塩(小麦粉100gに対して2g)
・水(加水率45% 小麦粉100gに対して45g)
塩は計量した水に入れて良く溶かします。
塩は麺の、こしを出すのに入れますが入れない場合は、こしが弱くなります。
・打ち粉
うどんの打ち粉は、コンスターチ・片栗粉等ですが、細かすぎるので、そば用の
打ち粉がお勧めです。
以下は小麦粉(薄力粉)の打ち方です。
小麦粉300gを計量して、ふるいに掛けます。
ふるいに掛けた後、小麦粉を軽く平らにします。
水135g+塩6gを混ぜた水溶液の85%(120g)を1回目の加水とします。
水回し 二次元撹拌+三次元撹拌を行います。
2回目の加水を行い(残り全量)を入れます。(初めての粉の場合は、残りの50%を加水して様子を見ます「蕎麦と同じです」)
水回し 二次元撹拌+三次元撹拌を行います。
まとめに入ります。
棒練りを行います、蕎麦の1.5倍行って下さい。
終了したら、次は菊練りです。
菊練りを行います、蕎麦の1.5倍行って下さい。
終了したら、へそ出しです。
へそ出しです。
そば玉?の完成です。
ビニール袋に入れて5分~10位寝かせます。
地のし(丸出し)を行います。
丸のしを行います。
角出しを行います。
肉分け(荒延し)を行います。
本延しを行います。
たたみを行います。
麺切りを行います。1.5mm幅で切ります。
口開け(粉落とし)を蕎麦よりしっかりとやります。
保管します。
茹で
薄力粉で作るうどんの、茹で時間
麺幅1.5mm前後は、麺を入れて再沸騰後1分10秒です
麺幅1.0mm前後は、麺を入れて再沸騰後1分です
食べ
今回のうどんは、のど越しが良いので、いくらでも入ります。
普通のうどんは太いですが、今回紹介しているうどんは細めんタイプで、お店でも
あまり出していません、家族でざるうどんを召し上がって下さい。