追記 2019/1/2
  ・緊張感は何故必要か
  ・脳の記憶と動作  

シンプルな食べ物ほど、その作り方は一見簡単ですが、覚えるほど難しく奥が深いものです。

作った食べ物を、身内、友達、近所の方に食べていただき、「美味しかった」の一言で、ドーパミンが脳に降りかかり、脳の喜びとなり今までの苦労や努力が報われるもので、もっと美味しいものを作らなくてはとなります、この繰り返しで成長しますが、シンプルなほど作り方は体に覚え込む事になります、何千回、何万回と繰り返し練習です。この繰り返し練習で、脳はこれほど苦労して何になるのだ、お金にもならないのに何にも意味がない等と妄想の世界に入り込みます。

脳が妄想の世界で考えることは、脳細胞が活発になっている証でもあり、脳細胞もどんどん増え、脳が若返ることになり、繰り返し練習で筋肉も活発になり、筋肉が付き身体も若返るのです。


継続は力なり、とよく言います。
続けるということは、しんどいことなのです。それは誰でも同じでしょう。
好きだから続けることができる。
目標があるから続けることができる。
そういうことも言いますが続けることの裏側には、頑張るということがあるのです。

頑張るとは忍耐とか努力とか、そういう意味も含まれています。好きだから努力できる、目標があるから忍耐も可能。
たしかに、そうかもしれません。でもねぇ、好きで始めたことでも嫌になることもありますし
・・・


蕎麦打ちを、続けると若返り効果があり、結果として長生きができる不老長寿の習い事でもあります。近年 心を込めて打つ蕎麦打ちは脳を活性化するという事が解かってきました、長生きするための努力をしませんか。


物事の習得は、自分のイメージするレベルまで達するためにはある程度の時間と努力が必要です。
しかし、その過程において 「単純で退屈な」 時間があるということに気づいている人は、少人数です。

英会話を習得するためには、「英単語」を覚えなければなりません。単語を知らないのに会話はできません。
幼児が最初に覚える単語は、ママ パパ バアバ ジイジ から覚え会話に発展していきます。
野球をしたいなら、「素振り」をしなければなりません。
いきなりバッターボックスに立ったところで、毎回バットがボールにジャストミートするなど、まずありません。
素振りをするときも、きちんと「考えながらすることも大切です。何も考えずにバットを振り回しても、ほとんど何の意味もありません。
特にスポーツの場合は「イメージトレーニング」が大切だと言われていますし、バットを振るときにリズムやタイミングを意識するのとしないのとでは、同じように続けていたとしても結果が違ってきます。

蕎麦打ちも一つのスポーツとして考えると「イメージトレーニング」が必要で、今この作業は何のために行っているのかがハッキリしていきます、今ここで手を抜くと次の工程で大変苦労することが分かります。

物事の上達の過程には必ずといっていいほど、「単純で退屈な」時間はあるのです。では、その「単純で退屈な」時間を楽しくする方法はないのでしょうか。

楽しさは人それぞれですが、蕎麦好楽での蕎麦打ちとは
 「健康で長生きするための習い事」
 「心と身体を健康にするための習い事」
上記二通りの意味合いがあり、毎回 「やるべきことを絞り込む」ことで、たくさんの課題があっても、必ず一つずつに絞り込み、クリアしていくようにしています。
「続ける」ことが目的ですから、その目的に向かうための目標を考え小さな目標の達成を「積み重ね」ることが大切だからです。

たくさんの「小さな目標」の「積み重ね」は、いつかきっとあなたを、あなたがイメージするその世界に近付けてくれます。
「単純で退屈なこと」を「続ける」のは本当に大変なことですが、これで脳が活性化すると思えば楽しくもなります「千里の道も一歩から」というと気が遠くなるかもしれませんが、目標に沿って、続け、積み重ねていきましょう。
気づかないうちに、あなたの後ろには 「健康で長生き」「心と身体が健康」という道ができ、貴方が打った蕎麦を食べた方は「美味しかった」と喜びます。


「心で打つ蕎麦打ち」で、健康で長生き 心と身体を健康 にしませんか。

 下記のような方にお勧めです。

 ・年齢を感じるようになった
 ・体力・氣力に自信がなくなってきた
 ・元氣が出ない
 ・視力や聴力に衰えを感じる
 ・生活にメリハリを感じない
 ・なんとなく体調がよくない
 ・健康年齢を伸ばし、長生きしたい
 ・人生に希望を失った
 ・新たな挑戦をしたい
 ・蕎麦打ちを一から覚えたい
 ・美味しい蕎麦を打ちたい
 ・社会に出る、心の準備をしたい

蕎麦好楽で行う「心で打つ蕎麦打ち」は、蕎麦打ちを通して、「健康で長生き」「心と身体を健康」にします。
蕎麦打ちは、初めてでも安心、指導者が丁寧に指導します。
費用は材料代のみの低料金1回1000円です、指導者は皆さんボランティアです。
開催日は毎月第2 日曜日 10:00~  (8月はお休み)

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諏訪東京理科大教授(脳神経科学)篠原菊紀先生を紹介された新聞記事です。
「蕎麦を打つとき、心を込めるほど脳は活性化する」

そば打ちをしている時の脳活動を調べました。脳の血流量の変化がわかる装置を、そば打ち初体験の方がつけ、プロのレクチャーを受けながらチャレンジしてもらいました。
その結果、前頭葉と頭頂葉がよく活性化していました。前頭葉は注意の集中や段取りなどにかかわり、頭頂葉は空間的な位置関係の把握などに関わりますから、当然と言えば当然の結果です。
この実験の面白かったのは、同じそば打ちでも、心を込めた方が前頭葉が活性化したことです。
たとえば「水回し」。手触りなどに気を配り心を込めて行った場合と、適当に行った場合では、心を込めた方がグッと活性化したのです。
実は、そば打ちに限った話ではありません。机の上を拭くのでも、掃除をするのでも、筋トレを行うのでも、学習をするのでも、適当に行う5分間と、心を込めて行う5分間では前頭葉活動が全く違うのです。
脳トレの王道の一つは「心を込めること」です。
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美味しい蕎麦は心で打つ。
心と体が一体となって打つのですが、心の主導で蕎麦を打つという事です。
食べ物の味は最終的には作る人の人柄(心)が決めます。
人柄はその人の心掛けの現れですし、心と言う目に見えない、どこにあるのかわからないながら存在を否定できない不思議なものが行動のすべてを支配しています。

雑談しながら蕎麦打ち
「終わってから釣りでもどう」
「いいね どこで釣ろうか」・・・・と雑談しながら蕎麦打ちが進行します。
雑談しながらでも、蕎麦は出来上がりますが、心ここにあらず の打ち方です。
はたして美味しい蕎麦になるでしょうか。

心を込めて蕎麦打ち
「美味しい蕎麦を打つ」と思いを込めると脳の活動が 美味しい蕎麦を打つ モードになり身体の行動が、美味しい蕎麦を打つ ための動き、視覚や感触で読み取り、その情報 を脳に伝え、身体の動きが 美味しい蕎麦を打つ につながり、美味しい蕎麦が出来上がります。

ふだん、人の話を聞きながら別のことを考えたり、味わいもせず、なんとなくご飯を食べたりしていませんか? なにかをしながら別のことに意識が向いている……。
じつはこれ、とてももったいないことをしているのです。

心を込めてなにかをすると、脳の前頭葉が活性化します。
前頭葉は、脳の中でも思考や言動、運動などを司っている部分。
ここが活性化すると、集中力や記憶力が高まり、からだの機能も上がります。

なにかをしながら別のことに意識を向けるのは、こうした活性化のチャンスを逃していることになるのです。

アイロンがけの際に心を込めておこなった場合や、にんじんの皮むきをピーラーではなく包丁を使った場合、脳の前頭葉が活性化することが確認されています。

つまり、なにかをするときには、そのことに心を込めることで、心と体はどんどん健康になっていくのです。

今、そしてこの瞬間を意識することで、エネルギーはもっとも高い状態になるんです。五感のどこかにしっかりと意識を向けることは、「今、ここ」を感じて、心とからだのエネルギーを最高の状態にすることです。

心と身体を健康に保つためにも、心(意識)の置きどころは、とても大切です。
< 五感をしっかり意識すると、心身が若返る。
① 意識して、見ていますか?
なんとなく眺めているだけ、視界に入っているだけでは、脳は活性化しません。
意識して「見る」ことで、視神経から脳が活性化されます。
蕎麦打ちの状態を意識して見ましょう。
  ・水回しの時は、水が回っているか、目・手の感覚をフル動員して見る
  ・捏ねの時は、生地の表情・捏ねているときの形を全身を使って見る
  ・延しの時は、厚さ・大きさ・生地の表情を全身を使って見る
  ・麺切りの時は、現在何ミリで切ろうとしているか、何ミリで切ったかを見る
  ・打ち粉をふった時、ふった動作で、どこまで飛んだか、広がったかを見る
② 意識して、聴いていますか?
「聴く」という字には、心が入っています。
意識して「聴く」ことは、対象にきちんと心を向けて聴くことです。
捏ねる、練るは、余分な空気・水分が外部に出る音を聞きましょう。

③ 意識して、味わっていますか?
よく噛んで「味わう」ことは、脳にとてもよい影響を与えます。
蕎麦食べは、ひと口ずつ、噛み締めるごとに広がる味わいを楽しみましょう。

④ 意識して、嗅いでいますか?
嗅覚は、本能と直結しています。
香りをしっかり感じると、生命の根源が活性化します。
水回しのとき、しっかりと蕎麦の香りを感じ取りましょう。 

⑤ 意識して、触れていますか?
触れて感じる「皮膚」は、からだの中で最大の感覚器官です。
触感をきちんと意識することは、他の感覚器の活性化にもつながります。
水回し、延ばしのときは、しっかり触れて意識しましょう。

蕎麦打ちの上達には上記の意識の持ち方で左右されます。

心とは何か?
『心』という言葉は概念として創造されたもので、それが実際に存在するかどうかということは、定かなことではありません。
私たちには、心に関する大きな思い込みがあると考えています。それは、『人には心があり、心が自分そのものだ』といった感覚です。
自分の心がどこにあるのかを感じてみて下さい。「脳が考えるのだから頭にあると思う」などと、どこにあるのかと考えるのではなく、どこにあると感じるかです。人によって感じる場所に多少の違いがあるのですが、多くの人は、胸の中央の部分に感じると思います。
私たち人間は、思考は頭で行います。しかし、思考によるストレスで頭が苦しいと感じてしまうと、継続して考えられなくなっています。そこで思考によるストレスが生じても思考を継続できるように、感じる場所を頭部から分離する必要があり、それを胸の辺りに感じるような身体的な構造になったのだろうと想像します。
私たちは物心がついた頃から、例えば、
  楽しいことがあれば、胸がワクワクする
  つらいことがあれば、胸が苦しくなる
  恋をすれば、胸がキュンとなる
といったように、感情を胸に感じるという体験を繰り返しています。この体験と「感情は心が感じる」という概念が結びついて、私たちは、胸の辺りの様々な感情的なことを感じる部分を心と認識し、更に、心は自分自身だと思っているところがあるのです。

心と気の違い
心と気を使った言葉
  心遣い   気遣い
  心が重い  気が重い
  心が晴れる 気が晴れる
  心配    気がかり
  心配り   気配り
  心が変わる 気が変わる

並べてみると、とても似ていて、ほぼ同じような意味のようです。
しかし、何となく、ニュアンスの違いを感じませんか?
心とは、人間の精神、肉体と対比して使われる言葉ですね。
真ん中の意味もあり(中心)、人間の中心をなすモノと言えます。
一方、気とは、気体の気、空気の気です。人間の口から出る息
自然のエネルギーなどの意味があります。
つまり、気とは、物体や人間から出る目には見えないエネルギーのことを
言っています。確かに、エネルギーがないとやる気も出ませんね。
そう考えてみますと、心遣いをすると、気遣いエネルギーが出るようです。
心が重いと、重ーい雰囲気のエネルギー(気)が出ます。
心が晴れると、晴れやかな気が出ます。
素直な心でいると 素直な気が出ます。

人間本来の気は、純粋でキレイな気ですが、現代の社会生活の中で心が健康でなくなると、気も病んでしまいます。
さあ、心を元気にして、心がこもった蕎麦を打ち、美味しい蕎麦で皆さんを感動させましょう!

人はなぜ生きるのか
人生の目的がないという人は、着陸する空港が分からないまま飛んでいる飛行機と同じで、不安、苦悩から離れられません。飛行機が飛び立った時に例えてみましょう。大空では、1分1秒たりとも静止できません。休む暇なく飛ばねばならないのが人生です。
では、どこへ向かって飛べばよいのか。目的地もなく飛び続ければ、やがて燃料切れの墜落が待っているだけ。着陸すべき空港が見つからぬまま、刻一刻と燃料切れが近づいてくる。こんな飛行機に乗っている心境はどうでしょうか。不安でたまらないでしょう。
目的地の空港にあたるのが「人生の目的」です。
いつでも、安全に着陸できる大空港がハッキリしてこそ、本当に、安心、満足した人生が開けるのです。

目的とは、自分の夢や目標で、夢や目標に向かって歩むことです。努力するのも、がんばれるのも、夢や目標があるからではないでしょうか。

会社を定年退職した後10~40年前後、生きていかねばなりません、健康で生きるか、病で寝たきり状態で生きるかは、本人の考え方や、努力によっても左右されると思いますが、全員が健康で生きるを選択するでしょう。この世に生きている間の目的を決めなければなりません、夢や目標を「心で打つ蕎麦打ち」を選択する方法も一つの選択肢です。
習い事を始めるのに年齢は関係しません、要はやるという気持ちです、やる気が有れば、まだまだ青春です。

ほんとにつらい時って、生きる意味がわからなくなります、仕事は、私たちに人間としての張り合いと希望をくれます。
働くことは、きっとあなたに人間としての自信や、感情を取り戻させてくれると思いますが逆に、仕事が合わない、会社の人間関係が上手くいかなくて苦しんでいるのであれば、会社を辞める事も選択肢の一つです。しばらく「心で打つ蕎麦打ち」をやって違う世界を覗いて見ると人生観が変わることでしょう。


心で打つ蕎麦打ち を始めて何が変わる
  ・蕎麦打ちで人生が変わる
  ・蕎麦打ちで人間関係が変わる
  ・蕎麦打ちという 手に職を持つことで、世の中に役に立つことがある。
  ・蕎麦打ちで生きがいを。
  ・蕎麦で感動を与える。
  ・平坦な日常に、ささやかなメリハリを与えてくれる。
  ・蕎麦打ちは、人生の糧となる
  ・気づく・気が付く・気が利く が多くなる
   「気づき」が増えると「気が利く人」、「機転が利く人」や「アイディアマン」
    になれる
  ・自主性が高まる
   「自主性」が身につくと、勉強でも仕事でも120%の力が出て成績が伸びる
  ・自信が高まる
   「自信」があると、やる気が湧いてくる

蕎麦打ちが、初めての方はチョット勇気が必要ですが、どんな蕎麦打ち名人でも最初は初めてです、違う世界に一歩踏み出しましょう。


緊張感は何故必要か
一流アスリートは、試合前から緊張を高め、試合直前にベスト緊張感になるように、ルーティンワークを取入れて調整します。
パン屋を営業していたころは、自宅からお店に向かう通勤時に気持ちを高め、お店に着いて作業着に着替えて心の中で 「よし! 今日も美味しいパンを作るぞ」 と緊張感を高めて作業に入りましたが、たまに緊張感が高まらず作業した日などは、惰性でパン作りをしていると、パンを焼きすぎたり、塩を入れ忘れたりして台無しにしたりしました。

蕎麦好楽での蕎麦打ちも同じで、自宅を出るときから緊張を高め、ミーティング終了で緊張感を高めて、本日打つ蕎麦をイメージ 蕎麦の長さ・蕎麦の太さ、円延しの直径、延ばしの生地の大きさ、全体の作業時間を頭の中で決め(解らないとこは調べ)て粉の計量に入り、美味しい蕎麦をイメージしながら作業に入りますが、緊張感が高まらない日は蕎麦の出来上がり状態は悪い。

緊張感は何事においても自分の力を出し切ることにおいては必要不可欠です。かといって過度な緊張感や曖昧な緊張感は逆効果をもたらします。

蕎麦好楽はボランティア活動ですが、蕎麦を食べにくるお客さんは、代金を払って食べにきます、私達は、美味しい蕎麦、美味しい天ぷら、美味しいそばつゆ等を作らなくてはなりません。
そのため、自分なりに向上しなくてはなりません。

緊張ではなく緊張感を持つことが良しとされるのには理由があります。緊張感を持つということは、目の前にある課題や、その時の状況に対する集中力や注意力を高める効果があるからです。気を張り詰めるとは、非常に集中した状態を表しています。
あまりに緊張しすぎて周りが見えなくなると逆効果ですが、適度な緊張感は目の前の課題をこなすのに非常に最適な精神的状態であると言えるのです。

適度な緊張感を持てる人はどんな場面でも、120%の力を引き出すことができるでしょう。だからこそ、今から、そういった緊張感を持つ努力をしておくことが大切です。
ほどよい緊張の状態では、. 脳内にノルアドレナリンという物質が分泌されています。
ノルアドレナリンの分泌はストレスに反応して起こります。
これは元々は、生物が自然界で何らかの危険を察知した時に交感神経系を刺激して、瞬時に様々な状況判断を行いつつ、肉体を効果的に動かすことが出来るようにするための仕組みです。

ノルアドレナリンの効果と作用
脳を目覚めさせる/心拍数を上げる/血圧を上昇させる/消化器官の働きを抑制する/瞳孔を拡大させる/痛みを鈍くする/判断力を上げる/注意力を上げる/集中力を上げる/筋肉などの機能を高める/記憶力を向上させる/ストレスへの順応/ストレスへの耐性/抗うつ作用/性格を形成する

生命の危機に直面した時、寝ぼけ眼では生存することはできません。
ストレスを感じてノルアドレナリンが分泌されると、体中に血が巡り脳が一気に目覚めます。
この時、筋肉に酸素や栄養を送るために心拍数と血圧は上昇します。
血液が筋肉や脳に集中するため、消化器官の働きは抑制され、排泄している場合ではないので排泄もやはり抑制されます。
また、より多くの情報を取り入れるために瞳孔は拡大します。
多少の傷みで体の動きを止めるわけにはいかないので、痛みを遮断して痛みに鈍感になります。
敵と相対している場合、その敵と戦うか、逃げるかを判断するため、集中力や判断力を向上させ、同時に肉体のパフォーマンスを最大限引き出せるよう、筋肉などの機能が向上します。
また、脅威をいち早く発見するために、注意力も普段より強く働きます。

ノルアドレナリンが分泌されてストレスに体が反応する一方で、ストレスが脅威ではないことを学習・認識すると、そのストレスに対して順応するようになります。
拾われてきた猫が最初は怯えていたが、次第に飼い主に慣れていくような感じです。
現代社会では、弱肉強食の自然界で繰り広げられるような「生命の危機」に瀕するような状況には中々遭遇することはありませんが、人々は日々様々なストレスを受けながら過ごしています。

そうしたストレスへもノルアドレナリンは反応しますが、徐々に順応していきます。
例えば、人前でのスピーチで過度の緊張をしてしまうなど、苦手意識を持つものでも、経験を積んでいくうちにストレスに順応していきます。
人は本来、経験したことがないことには躊躇して二の足を踏みがちですが、様々ストレスを経験しストレスへ順応していくことで、未知のストレスへの耐性もつくようになります。ストレス耐性がつくと、我慢強く何事も率先してリーダーシップを発揮することが出来る様になります。
ノルアドレナリンには安定した性格を形成する『性格形成ホルモン』と言う一面もあるのです。

ノルアドレナリンはゲームや運動、恋愛などによって適度に分泌されることで人の意欲や向上心、探究心などを刺激して、いわゆる「血気盛んな状態」になります。
つまり、ノルアドレナリンが分泌されることで、「やる気」が生まれているのです。

逆に、ノルアドレナリンが分泌されない、または不足すると、やる気がでない状態、つまり抑うつ状態になります。
ノルアドレナリン不足の影響
ストレスに弱くなる/怒りっぽくなる/恐怖心が強い/無気力/無関心/意欲の低下/判断力低下/集中力低下/注意力散漫/ぼーっとする/寝過ぎてしまう/朝起きられない/貧血/低血圧/すぐにくよくよする/抑うつ気分/うつ病など精神疾患

ノルアドレナリンのバランスを保つには
減りすぎても増えすぎても良くないノルアドレナリン。ノルアドレナリンは、ストレスに反応して分泌されるため、バランスを保つには、ストレスを溜めすぎないことが重要です。ストレスの解消には、以下のようなポイントを心がけると良いでしょう。

▼セロトニンを増やす方法を実践する
ノルアドレナリンによる暴走を防ぐセロトニンを増やすことで、ノルアドレナリンの働きを正しく保つことが出来ます。セロトニンには心を鎮静させることでストレス耐性を高める作用があり、ノルアドレナリンが過剰に分泌されるのを防ぎます。

▼運動する
運動にはストレスを解消する効果や、ストレスへの耐性を高める効果があります。

▼睡眠をしっかりと取る
睡眠は優れたストレス解消手段の一つです。逆に睡眠不足になると、ストレスが溜まりやすいため、昼間に眠気を感じる場合などは昼寝などで睡眠不足を補うことで、ストレスや疲労を解消することができます。

▼趣味に没頭する
好きな事に没頭している間は、意欲的に行動することができ、ノルアドレナリンの前駆体であるドーパミンの分泌を増やす効果が期待できます。

▼食品から原料を摂取する
ノルアドレナリンの原料である、チロシン、フェニルアラニンなどのアミノ酸を摂取することで、ノルアドレナリンの分泌量を増やす効果が期待できます。チロシンやフェニルアラニンは、牛乳、大豆(大豆製品)、かつお、しらす干し、小豆、肉類、魚介類など、タンパク質を多く含む食品に豊富に含まれています。また、ビタミン類や鉄分などのミネラル類もバランスよく摂取するとよいでしょう。

皆さん方はどう思いますか?緊張感を大切にして日頃の仕事や蕎麦打ちに取り組んでみては?

緊張感がない人に共通する特徴
「ミスが多い」
それで緊張感がない人間はいったいどのような特徴を持っているのでしょうか。まず、一番大きな特徴はミスが多いことです。一つ一つの課題に対して、まったく集中していないことが多く、意識もフラフラと乱れています。
気を張り詰めていないと、いろいろなところに目が行ってしまい、集中を持続することができません。その結果、つい迂闊なケアレスミスをしてしまったり、確認を怠るようなことをしてしまいます。
また、仕事に対する責任感も持てなくなるので、「別に失敗しても、後で直せばいいや」という気持ちも生まれます。その結果、いい加減な態度で仕事をして、結局ミスが多くなることも少なくありません。

「無責任な性格」
責任感と緊張感は似たような部分があります。人は責任感を感じれば感じるほどさまざまなことを思いめぐらせてより慎重に行動するようになります。つまり、責任を持つと気が引き締まり緊張感が走ります。
しかし、性格的に責任感をあまり感じないような人というのは、その分緊張感もそれほど抱きません。そのため、はたから見ると無責任な行動が言動が目立ってしまうという特徴が顕著に現れます。

「自分に甘い」
例えば仕事などで何かミスをしたときに、何かしらの言い訳を付けて仕方ないと自分を慰めるような人です。つまり、ポジティブなだけで失敗したとしてもその場その場だけで解決してしまい、次に生かそうという心意気がない人です。
慰めるだけで自分の失敗についてあまり深く考えない人というのは同じようなミスをまた繰り返しやすく、周りからするといつも適当に物事を考える緊張感のないやつだと思われてしまうのが特徴です。

「マイペース」
緊張感というのは、複数人が何かに取り組んでいる際に同じ気持ちや同じ意気込みを共有することで各々がより強く感じるものでもあります。
しかしそんな中で周囲の雰囲気を気にせず、いつものように自分のペースで行動したり発言するような人は、周りの人が感じている緊張感をそいでしまいます。そのため、このようなマイペースな人は周りからすると緊張感を持っていない人だと思われます。

「作業や行動が遅い」
これは先ほどご紹介した「マイペース」という特徴が大きく関連しています。
緊張がない人というのは自分のペースを第一に考える人が多く、それゆえに周りに意識が行きにくく、自分が周りと比較してどれだけ行動や心持ちに違いがあるのかということに気づくことができません。そのため、職場における仕事作業や集団行動がみんなよりも遅れてがちになってしまいます。

最高のパフォーマンスをするには、やはり程よい緊張感を常に持っておかなければなりません。
続いてはいい緊張感を持つ方法です。

程よい緊張感を保つためには「定期的に自分の様子を鏡などで再確認する」という方法がおすすめです。先ほどもご紹介したように緊張感を保つには、まず自分の緊張感の度合いを認識することが重要ですが、実際にはそれはなかなか難しいことで、それなりに経験を積んだ人でなければ到底不可能です。

しかし一方で、緊張感というのは表情や体など自分の外見や様子に表れやすいです。つまり、自分が想像以上に緊張してしまっているとき、逆に思っている以上にリラックスしすぎてしまっているときというのは、周りから指摘されたり自分のことを客観視することで自覚しやすくなります。

そのため、例えば鏡などで自分の姿を見て、ちょっと顔がこわばっているだとか、気持ちが入りすぎて肩が少し上がっているということを確認することで、気持ちも少し冷静になり緊張しすぎずしなさすぎない程よい緊張感を保ちやすくなります。

日頃から程よい緊張感を保つ方法として「自分のルーティンワークを作る」というのも最適です。良くアスリートが行っていることで、試合や何かに臨む前にいつも決まった行動をすることをルーティンワークといいます。

緊張というのは気持ちや頭で考えてコントロールするのは非常に難しいことです。逆にそうではなく、体や行動という面からコントロールするのが効果的です。

大事な仕事の前などに必ず自分のなかで決まったルーティンワークを取るようにすることで、これから自分にとって大事なことに取り組み始めることを体に覚えさせます。このように、ルーティンワークをすることに意識を集中させることで無駄な思考を取り除きつつ、ルーティンワークをしていく中で無意識に程よい緊張感を体と頭に馴染ませることができます。

「緊張感をほぐす」
緊張しすぎてしまったときに緊張感をほぐすには「深呼吸をする」という方法が最適です。深呼吸をすることで、自律神経のバランスを保つ効果があります、自律神経は交感神経と副交感神経から成り立っていますが、緊張しているときやストレスを感じてイライラしているときというのは交感神経が活発になりすぎています。

そんなときに深呼吸を意識的に行うことで、自発的に副交感神経の動きを活発にすることができます。また深呼吸をする際に、息を吸うことよりも息を吐くことを意識的にすることが重要です。そうすることで交感神経の動きが抑えられ緊張をほぐすことができます。


脳の記憶と動作
蕎麦打ちは、水回しの形、捏ねの形、練りの形、麺棒操作の形、麺切りの形の筋肉の動かし方、動きを脳に記憶して行きます、スポーツが端的な例でバットの振り方、クロールや平泳ぎと言った泳ぎ方、これら全て、筋肉の動かし方、動きを脳に記憶して行きます。

ただ、人でも動物でもそうですが、痛かったり、動かし辛い状態だとそれを回避するような動かし方をします。それが暫く続くと、動き(筋肉)の動き方の記憶は毎日、新しく記憶し直して(再学習)していますので、それが正常な動かし方だと勘違いして覚えてしまいます。
その勘違いした動かし方は結果的に身体の負担を増大し、すぐに痛みの出やすい身体、疲れやすい身体になっていきます。例えば怪我をしたら、蕎麦打ちをしないのが一番で我慢して続けると怪我の部分をかばう為に自然に悪い形ちを正常として脳は認識して記憶してしまう。

勘違いした記憶はなかなか自分自身では変えるのは難しいです。例えば、蕎麦打ちをする上で、何かのフォームを変えると言うのは多大な時間と労力をかけないと定着しません。

1+1=3と記憶している人がいたとすれば、それを間違っていると指摘して、1+1=2と教えてくれる人がいなければ、正しい答えを記憶する事はできません。
筋肉もそれと同じで、誰かに正しい動かし方や位置を記憶させてもらわなければ、自力で戻す事は大変困難です。

自転車に乗ったりピアノを弾いたり、蕎麦を打ったり、体で覚える技能は日々の練習のたまものです。うまく上達するには、適度に休憩をはさんだ方がいいことが最近の脳の研究から練習と休息の関係が少しずつわかってきました。

数字や文章を覚える知識の記憶でも、とりあえず覚えておけるけど長続きしない「短期記憶」と、覚え込むのに時間はかかるけど忘れにくい「長期記憶」があることは知っています。体で覚える「運動の記憶」にも、短期と長期があります。

日々の練習は「短期記憶」をつくるもので、毎日繰り返すうちに「長期記憶」として体が覚えるということです「運動の短期記憶」は後頭部にある小脳という場所にまず蓄えられる。もっと詳しく言うと、小脳の表面(小脳皮質)のプルキンエ細胞と呼ばれる細胞です。

この短期記憶はしばらくすると、別の場所に転送されて「運動の長期記憶」となります。引っ越し先となる長期記憶の保管庫は、小脳の中心にある小脳核、または延髄の前庭核と呼ばれる場所です。
長期記憶に収められると、いわば「体で覚えた」状態になり。いったん覚えてしまえば、例えば、しばらく自転車に乗っていなくても、少し練習すれば、こぎ方を思い出す。

短期記憶のうち、長期記憶の保管庫に転送されるのは、大まかな情報だけで、長期記憶を思い出して使う際には、短期の記憶がその都度、付け足され完全な記憶に復元するらしい。自転車にちょっと乗ったりピアノの鍵盤に少し触れたり、少し練習するうちに、体が記憶を取り戻すわけです。こんな仕組みのおかげで便利なことがあります。私たちはいつも決まり切った動きをするのでなく、その場に応じて動作を微調整していますがちがちの記憶でないから、柔軟性を発揮できると考えられます。
それに演奏や運動をするたびに、私たちが常に新鮮な感じを持てるのも、このせいかもしれない。

一夜漬け記憶は短期記憶

休憩を入れて行う「継続は力なり」の記憶は長期記憶

早く学んですぐ忘れる・ゆっくり学んで長く記憶

一般に、短期間で覚えたことはすぐに忘れますが、長期間で覚えたことは長く記憶に残ります。 スポーツなどの運動学習でも同様ですが、脳内には短期から長期までのさまざまな時間スケー ルの運動記憶が存在すると言われています。このため、あることを学習するとき、始めは短期的な記憶を使って素早く学習しますが、練習時間が長くなると長期的な記憶を使い、長く記憶 を残せるようになります。例えば、いちど練習してできるようになった運動のやり方を忘れて しまっても、2回目に練習するときは、1回目より早くできるようになります。これは、短期 の記憶が失われても、長期の記憶が残っているからと考えられています

1)数秒で学習して数秒で忘れる非常に短期的な記憶には、前頭前野や頭頂 葉の広い場所が関係
  していることが解かりました。

2)数分から数十分で学習して忘れる中期的な記憶は、頭 頂葉の中でも限られた部分が関係して
  いることが解かりました。

3)1時間以上かけて学習し、ゆっくり忘れる長期的な記憶は小脳が関係すること、などが明らか
  になりました。

蕎麦打ちで考えて見ると、例えば菊練りを練習して出来るようになると、「よーし出来るようになったぞう」で練習を止めてしまうと短期記憶のため、時間の経過とともに忘れて菊練りが出来なくなってしまうので翌日に又、練習して長期記憶に記憶させねばなりません。


医学の進歩に伴い色々なことが判明します、もっと解かると蕎麦打ちの上達期間も短くなるのでは。



                            蕎麦好楽(心で打つ蕎麦打ち)




心で打つ蕎麦打ちの輪
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